この記事では、ソニーの平均年収やボーナス、退職金、なぜやばい、やめとけと言われることがあるのか3つの理由、向いている人、向いていない人、入ってよかった、後悔している口コミ・評判、体験談、将来性などについてわかりやすく解説しています。
ソニーの給料・収入・平均年収
ソニーの年収は、2021年度の有価証券報告書によると、平均年収（給与）1,044万円となっています。過去5年間の平均年収は1,015万円となっています。
国税庁の調査によると、日本の平均年収は436万円ですので、資本金が10億円以上ある国内企業の平均年収は約618万円となっています。
ソニーの平均年収は、日本の平均年収よりも約2.4倍の約608万も高く、同じく資本金10億円以上ある国内企業の平均年収よりも約1.7倍の約426万円も高いことがわかります。
以上のことからも、ソニーの平均年収は、国内でもトップクラスの高い水準であることがわかりますね。
ソニーの年齢別平均年収
ソニーの年齢別の平均年収を元従業員の口コミや有価証券報告書をを参考に推定した結果がこちらです。
ソニーの給与体系は、ジョブグレード性の成果報酬となっているため、必ずしも年齢に応じて年収が上がるわけではありませんが、一般社員クラス（I1〜I5）までは、ほぼ年功制で年収が上がっていきます。
新卒1年目の年収は約万円程度ですが、30代で年収約640万円、40歳代で約860万円に到達します。
ソニーの年収は、ジョブグレード性の成果報酬となっおり、将来的には40代で1,000万以上の年収が見込めます。
ソニーの役職ごとの平均年収
ソニーの役職ごとの平均年収を元従業員の口コミから推定した結果がこちらです。
大卒の新入社員は、一般社員クラス（I3）からキャリアをスタートします。
キャリアがスタートすると、年に1回の評価に応じて昇級もしくは降級の査定があります。
基本的には、一般社員クラス（I5）までは、ほとんど昇格して年収800万円までは到達するそうです。
その後も実力に応じて、課長、部長と昇進することができ、役職が上がるに連れて年収もさらに上昇していきます。
課長になると年収1,000万円以上、部長になると1,400万円以上の大台を突破します。
ソニーと競合他社の平均年収を比較
ソニーと競合他社の平均年収を比較してみますね。
表
2021年有価証券報告書によると、ソニー万円、日立製作所が万円、三菱電機万円、日本電気万円、パナソニック万円、シャープ万円となっています。
ご覧のように、ソニーの平均年収は、電機業界の中でもトップクラスの年収だということがわかりました。
ソニーのボーナス
ソニーのボーナスは契約内容により、最大年2回（6月・12月）支給されます。
日本経済新聞によると、ソニーの2022年度のボーナスは基本給の6.7～7ヶ月分になるそうです。22年3月期の連結営業利益予想が初めて1兆円を超すなど、好調な業績を残したことで、事業会社によっては過去最高だった昨年と同水準となっています。
係長クラス（I5）のボーナスは、250万9000円と、過去最大級となっています。
参考：
ソニーの退職金
newsポストセブンの記事で、ソニーを退職した技術畑の元部長（60代前半）さんによると、勤続35年で、退職金は2700万円だそうです。
同期でも役職などによって基本給が違うので一概には言えませんが、早期退職希望には、初回の割増条件が最も良く、退職金が7000万円を超えた人もいるそうです。
参考：
ソニー就職の難易度
就職四季報によると、ソニーの採用人数は、2019年卒：440名、2020年卒：430名、2021年卒：450名となっています。
ビジネスキャリアサイトGoodfindの調査によると、ソニーの2014年～2016年における採用倍率は、技術系が男性：23.49倍 女性：20.04倍。また、事務系が男性：140.20倍 女性：154.28倍となっています。
大学へのアンケート調査を行い、新聞社、雑誌社、テレビ局など各種メディアに情報提供している大学通信の調査によると、ソニーの入社難易度は、日本全企業中の総合順位は51位、電機業界ではトップの難易度となっています。
ソニーの採用大学ランキング
ソニーの採用大学を調べてみましたが、ソニーは公式に採用大学は公表していないようです。
大学へのアンケート調査を行い、新聞社、雑誌社、テレビ局など各種メディアに情報提供している大学通信の情報を参考に紹介しますね。
なぜソニーはやめとけと言われることがあるのか2つの理由
「ソニー 就職 やめとけ」や「ソニー 就職 やばい」などで検索して、この記事にたどり着きましたか？
「ソニー 就職」などで検索すると、サジェスト欄に「ソニー 就職 やめとけ」や「ソニー 就職 やばい」といったキーワードが出てくるみたいなんです。
ソニーは黒い噂があるのかと思って調べてみましたが、そういった情報は見つかりませんでした。
どうやら、ソニーに就職・転職したい人たちが黒い噂はないか気になって調べているため、こういったキーワードが出てくるんだと思います。
ほとんどないとは思いますが、一部でソニーはやめとけといわれることがあるのだとすれば、以下のような理由が考えられると思います。
- ソニーは学歴フィルターがあるから
- ソニーはきついから
それぞれ、わかりやすく解説しますね。
ソニーは学歴フィルターがあるから
ソニーは採用基準に学歴不問を掲げていますが、その実態はというと早慶上智以上が大半を占めています。
ソニー採用大学別就職者数2021
以上のように、ソニーはMARCH（明治、青山学院、立教、中央、法政。最近は学習院を入れてG・MARCHとも）や関関同立（関西、関西学院、同志社、立命館）からの採用は、ほんの一部のみだということがわかります。
ソニーにはMARCH、関関同立以上の学歴フィルターがあると言われています。
学歴不問を掲げておきながら、実際は言ってることとやっていることが違う、実質MARCH、関関同立以上の学歴フィルターがあるから、一部からやめとけといわれることがあるのかもしれません。
ですが、さすが日本でNo.1の電機メーカーだけあって、就職・転職の難易度は高いですが、高収入が決まっていて、やりがいのある仕事に挑戦できる環境が整っている夢のある企業でもありますよね。
ソニーはきついから
仕事のキツさの感じ方は人それぞれ違いがあると思いますが、OpenWorkによると、ソニーの残業時間は平均月34.4時間となっています。また、管理部門や半導体部門では月40時間を超えており、少ないとは言いにくいかもしれません。
元社員や現社員の口コミでは、
- それほど激務ではありません。
- 典型的な日系大手のホワイト企業です。
- 自分で残業時間は調整できるし、有給も取りやすい。
と多くの方が言われています。
ですので、ソニーは基本的にホワイトで、残業もそれほど多くなく、ワークライフバランスが整っている企業だと言えます。
ただ、部署によっては残業があるところもあり、特に若い社員や能力のある社員は仕事を任されやすいので、そういった場合はきついと感じることがあるかもしれません。
ソニーの将来性
ソニーの現状
ソニーは、2022年3月期（2021年度）の連結業績を発表しました。売上高と営業利益の両面で過去最高を記録し、好業績を達成しました。これを受けて、ソニーの現状について見てみましょう。
ソニーの事業内容
ソニーは、日本の総合電機メーカーであり、テレビ・デジタルカメラ・スマホ開発事業、ネットワークサービス事業、映像制作ソリューション事業、ライフサイエンス事業を展開するエンタテインメント・テクノロジー&サービス（ET&S）事業を担うソニーグループ株式会社の完全子会社です。
ソニーの主要な事業内容以下の通りです。
ゲーム＆ネットワークサービス
PlayStation®5、PlayStation®4、PlayStation®VR、PlayStation™Nowなどのゲーム関連製品を提供しています。
PlayStation™Network（PSN）を通じて、オンラインマルチプレイやダウンロードコンテンツの配信などのサービスを提供しています。
ゲーム開発会社のSIE Worldwide Studiosを傘下に持ち、自社開発タイトルの制作も行っています。
音楽
ソニー・ミュージックエンタテインメント（SME）を通じて、音楽配信やCD/DVD/Blu-ray Discなどの販売、アーティストマネジメントなどを行っています。
アメリカの音楽出版社EMI Music Publishingを買収し、音楽著作権管理事業も展開しています。
映画
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント（SPE）を通じて、映画製作・配給・販売などを行っています。
ハリウッドスタジオの一つであるコロンビア ピクチャーズやトライスター ピクチャーズなどを傘下に持ちます。
エンタテインメント・テクノロジー＆サービス（ET&S）
モバイル・コミュニケーション/イメージング・プロダクツ＆ソリューション/ホームエンタテインメント＆サウンドの3つの分野で製品やサービスを提供しています。
スマートフォン「Xperia」シリーズやデジタルカメラ「α」シリーズなどが有名です。
イメージング＆センシング・ソリューション
スマートフォン向けカメラセンサーや車載カメラ向けイメージセンサーなどを提供しています。
金融及びその他の事業
ソニー生命保険株式会社やソニー銀行株式会社など金融事業も展開しています。
ロボット技術やAI技術にも注力しており、自動運転技術に関する研究開発も行っています。
ソニーは、多岐にわたる事業分野で活躍しています。ゲーム＆ネットワークサービス（G＆NS）分野では、PlayStation 5（PS5）を1150万台販売するなど、家庭用ゲーム機の需要が高まりました。
また、映画分野やエレクトロニクス・プロダクツ＆ソリューション（EP＆S）分野も改善し、利益に貢献しました。
さらに、イメージング＆センシング・ソリューション（I＆SS）分野では、デジタルカメラ向けや産業機器向けのイメージセンサーの販売数量が増加し、売り上げを伸ばしました。
ソニーの経営方針
ソニーは、中期的な利益成長を見込んでいます。特にイメージセンサー事業では、2022年度以降に大型化や高画質化に力を入れ、さらなるシェア拡大を目指します。
そのため、2021年～2023年度の中期経営計画期間での年平均成長率を20％に上方修正し、9000億円の設備投資も計画しています。
また、ゲーム事業では自社コンテンツの開発と提供に注力しています。PlayStation部門では、PS5の成功を受けて、新たなゲームタイトルの開発や既存IPの拡充に取り組んでいます。ゲーム配信サービスであるPlayStation PlusやPlayStation Nowの提供も強化し、ユーザーの利便性を向上させることを目指しています。
さらに、音楽事業でも成長戦略を展開しています。ソニー・ミュージックエンタテインメントは、世界的なアーティストとの契約や音楽ストリーミングサービスの普及により、収益性を高めています。また、映画・テレビ部門では、優れたコンテンツの制作と配信を通じてグローバルな市場で競争力を維持しています。
さらに、ソニーはテクノロジーの進化に対応し、AI（人工知能）やIoT（モノのインターネット）などの分野でも積極的な取り組みを行っています。これにより、スマートホームやスマートシティ、自動運転などの分野で新たなビジネスチャンスを見出しています。
ソニーは、中期的な利益成長を追求するために、革新的な技術の開発や市場の変化に敏感に対応する柔軟性を持っています。さらに、持続可能な経営を実現するために、環境への配慮や社会的責任を重視しています。
ソニーの課題と対応策
あなたもソニーを目指している方々の中にいらっしゃるのではないでしょうか？そんな皆さんにとって、ソニーの未来がどうなるのか、気になる点は多いのではないでしょうか？
ソニーは数々の技術革新と優れた製品ラインナップによって、世界中で高い評価を受けてきました。しかし、現在の市場環境においても、課題に直面しています。では、どのような課題があるのでしょうか？そして、ソニーはどのように対応していくのでしょうか？
まず、一つ目の課題は「市場競争の激化」です。テクノロジー業界は日々進化し続けており、競合他社からのプレッシャーは増す一方です。この課題に対して、ソニーは自社の強みを生かした「独自の価値提案」を追求することが求められます。例えば、新たな技術やデザインによる製品の差別化や、ユーザーエクスペリエンスの向上などが必要です。
二つ目の課題は「グローバル展開の強化」です。世界的な市場で成功を収めるためには、地域の特性やニーズを理解し、適切な戦略を展開することが必要です。ソニーは、現地の顧客との密なコミュニケーションを通じて、市場に合わせた製品やサービスの開発を行うことで、地域ごとの競争力を高めることが求められます。
さらに、三つ目の課題として「持続可能性への取り組み」が挙げられます。現代社会では、環境への配慮や社会的責任の重要性が増しています。ソニーは、環境に優しい製品の開発やサプライチェーンの持続可能性の向上など、持続可能なビジネスモデルの構築に力を入れる必要があります。
以上が、ソニーが直面している課題と対応策です。ソニーは自社の強みを活かし、独自の価値を提供することで、競争力を高めています。また、グローバル展開の強化を通じて、世界中の顧客に魅力的な製品やサービスを届けます。さらに、持続可能なビジネスモデルを追求することで、地球環境と社会に貢献していきます。
ソニーはこれらの課題に果敢に取り組み、持続的な成長への道を切り拓いていくでしょう。あなたもソニーの未来を応援し、その一翼を担うことができるかもしれません。ぜひ、ソニーの挑戦に注目していきましょう。
ソニーの今後の見通し
ソニーはなぜ最近好調なの？
ソニーの今後の見通しが気になりますよね。ソニーの収益力が過去最高になったことは驚くべき成果ですね。
ソニーはハードウェアとソフトウェアの結びつきを強化し、新しい製品やコンテンツの提供体制を整えることにも注力しています。特に半導体事業の強化は重要であり、世界の半導体需要が回復すると予想される中で、ソニーは生産能力を強化して市場に対応する計画を進めています。
ソニーの強みの一つは、画像処理センサーの分野でのリーダーシップです。ソニーは世界市場で45％以上のシェアを持ち、画像処理センサーを活用して新しいコンテンツを生み出しています。
ソニーは半導体技術を応用し、スマートフォンやデジタルカメラ、自動車などさまざまな製品に革新的なソリューションを提供しています。このような革新が自動車産業やICT分野における日本の競争力を高めることが期待されています。
また、ソニーは医療機器やヘルスケア分野でも積極的な取り組みを行っています。センシング技術やデータ解析を活用したヘルスケア製品やモニタリングシステムの開発に力を入れており、人々の健康管理や医療の質の向上に貢献しています。
さらに、音響技術やエンターテイメント分野でもソニーは独自の地位を築いており、音楽や映画、ゲームなどのコンテンツ制作から、音響機器やホームエンターテイメント製品の提供まで、幅広い分野で革新的な取り組みを展開しています。
ソニーの真の強さは、世界中の人々の生活様式を変える力を持っていることです。ソニーはモノづくりの力を磨き、それをコンテンツの分野に持ち込むことで、世界市場への影響力を強化しています。さらに、ソニーのイノベーションと市場創造の取り組みによって、わが国産業界にも大きな好影響が期待されます。
ソニーはこれまで多様な分野での革新的な技術と製品を生み出し、世界中の人々の生活に変革をもたらしてきました。その強みを生かし、さらなるイノベーションと市場の創造を進めることで、ソニーはわが国産業界に多大な好影響をもたらすことができるのです。
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