この記事では、なぜ理学部はやばい、やめとけと言われることがあるのか5つの理由や、入って良かった、後悔している口コミ・評判、体験談、将来性、向いている人、向いていない人、理学部の人気就職先ランキングなどについてわかりやすく解説しています。
理学部とは
理学とは、自然界に存在する様々な物事や現象について理論的な解明や証明を行いながら、「自然科学」の知識を深め、社会への貢献を目的として研究する学問です。
数学や物理、化学、生物のほか、地球科学や天文学なども含めて「純粋科学（基礎科学）」とも呼ばれています。
一方で、医学や農学、工学なども理学のジャンルに含まれ、これらは「応用科学」と呼ばれています。
理学部では、数学や物理、化学、生物といった理数系科目をより専門的に学ぶことで、高校までの学習をさらに深めていきます。
地球上や宇宙には、私たちの目に見える多くの自然や出来事が存在しています。そうした自然現象の成り立ちや仕組みを深く理解するための基礎的な研究を行います。
理学部と聞くと、単に白衣を着て実験をするイメージがあるかもしれませんが、理学部での学びは実験だけにとどまらず、ミクロな細胞から広大な宇宙まで、幅広い分野の研究を行います。
そのため、自然科学に興味関心を持ち、物事の本質を追求したいという熱意がある人にとって、理学部は適した学科と言えます。
理学部を選ぶと、情報通信やIT、製造業、教育などさまざまな就職先があります。自然現象に対する深い理解や科学的思考力は、社会において重要な貢献を果たすことができます。
理学部は、自然科学への情熱と探求心を持つ人々にとって、未解明の領域を探求し、新たな発見をする舞台となります。
理学部の学部の種類
理学部には以下の学部の種類があります。
数学科
数学の基礎を築きながら、解析、代数、幾何の分野における講義や演習を通じて、数学的思考力と情報技術を兼ね備えた人材を育成します。数学の柱を支える力を身につけ、抽象的な問題に対しても論理的にアプローチできる能力を養います。
物理学科
素粒子から宇宙まで広範な領域をカバーしながら、物理学の基礎知識を学びます。研究グループごとに様々なテーマに取り組み、次世代をリードする新しい技術の開発や物理学の未解決問題に挑戦します。物理現象の背後にある普遍的な法則を解明し、創造的な発想と問題解決能力を身につけます。
生物学科
生命現象の普遍性と多様性を学びながら、生物学の基礎知識を深めます。微生物から高等動植物まで幅広い生物を対象に研究を行い、生物の進化や生態系の仕組みを解明します。探究心や洞察力を養いながら、生命の尊厳を理解し、環境への貢献を目指します。
生物化学科
生体分子の組織化や細胞形成、細胞間のコミュニケーションなどを分子論的に追究します。専門知識と研究技術を駆使し、ヒト疾病の解明や治療法の開発、創薬などの基礎研究に取り組みます。生命科学の最先端で活躍し、社会の医療や健康に貢献する人材を育成します。
地球学科
地球表層部を構成する物質や地学現象を包括的に理解することを目指します。地質学、地球物理学、地球化学、地球環境学などの分野で研究を行い、地球の歴史や進化、自然災害のメカニズムを解明します。地球規模での持続可能な社会の構築に貢献する人材を育成します。
これらの学部は、それぞれ独自の領域に特化しており、学問の基礎を深めるとともに、先端的な研究や実践を行っています。
数学や物理学、化学、生物学、地質学などの科学分野に興味や関心を持つ学生にとって、理学部は知識の深化と学際的な研究の展開の場となるでしょう。
それぞれの学部では、学問の基礎から応用まで幅広い知識を身につけ、将来的には科学技術の発展や社会の発展に貢献する人材を育成しています。
理学部は何をする、何を学ぶのか？
理学部では、数学、物理学、化学、生物学、地球科学といった理学分野の基礎理論を学びながら、論理的な思考力を身につけていきます。
1年次には理学の基礎科目を通じて幅広い基礎知識を身につけると同時に、一般教養や社会常識、国際感覚を養います。
年次が上がると、各学科で専門科目が増え、より応用的な内容を学びます。また、総合理学では異なる学問分野を組み合わせて研究を進めることもあります。
理学は、理学系統の各学問分野の知識や研究成果を組み合わせ、関連性を見いだすこともできます。数学の知識が物理学や生物学に波及し、それがさらなる研究を生み出すこともあります。
理学部の研究成果は学問分野の橋渡しとなり、他の分野への応用や新たな知見の発見に繋がります。そのため、基礎理論の習得と広い視点を持つことが重要です。
理学部は、学問分野の探究と知識の統合を通じて、より豊かな人間生活の実現に貢献する役割を果たしています。幅広い学問領域にまたがる知識を駆使し、未知の領域への探求心を持ちながら、総合理学の魅力を追求していきましょう。
理学部は何になれる？主な進路と就職先
理学部の学生たちは、卒業後の進路について様々な可能性を秘めています。ここでは、理学部の主な進路と就職先を紹介します。
大学院進学
理学部の学生の中には、大学院進学を選ぶ人も多くいます。文系と理系を含めた大学生の大学院進学率はおよそ12％ですが、理学部の大学院進学率はなんとおよそ40％もあります。特に旧帝大などの上位の大学では、さらに高い進学率が見られます。ここでは基礎的な授業を1、2年生で行い、2年生後半から3年生にかけて応用的な知識について学びます。大学院進学は研究意欲のある人には魅力的な道です。
メーカー
理学部の学生にとって、メーカー業界は圧倒的な人気を誇ります。化学科の学生は化学メーカー、物理学科の学生は電機メーカーや半導体メーカー、生物学科の学生は食品や製薬のメーカーなどへ進む傾向にあります。理学部で学んだ知識を生かせる仕事内容や安定した給与・福利厚生が、メーカー業界の人気の一因です。
IT業界
IT業界も理学部の学生にとって人気の就職先です。特に数学科や物理学科の学生は、プログラミングやデータ解析のスキルを持っているため、IT業界での就職に有利です。エンジニアとしてシステム開発やアルゴリズム開発に携わるなど、幅広い分野で活躍することができます。
保険・金融業界
保険・金融業界にも理学部の学生たちが進出しています。理学部で培ったデータ分析能力や論理的思考力は、保険・金融業界でも重宝されます。確率論や統計学など数学的側面から新たな保険商品を考案する「アクチュアリー」や数学的手法を用いてさまざまな金融商品や投資戦略を分析する「クオンツ」などの職種で活躍することができます。
教育業界
教育業界でも理学部の学生たちが活躍しています。数学や物理学、化学や生物学などの専門知識を持った理学部出身者は、数学教師や科学の先生として教育の現場で働くことができます。理学部で学んだ専門性を生かし、次世代の若者たちに知識を伝える貴重な存在となることでしょう。
以上が理学部の主な進路と就職先の一部です。それぞれの道には、独自の魅力とやりがいがあります。自身の興味や適性を考え、将来の展望を広げていくことが重要です。
理学部の学生たちには、多様な進路と就職先が広がっています。大学院進学、メーカー業界、IT業界、保険・金融業界、教育業界など、自分に合った道を選び、専門知識やスキルを活かして輝くことができるでしょう。
なぜ理学部はやばい、やめとけと言われることがあるのか5つの理由
数学ができないときつい
理学部では数学が基礎的な学問として重要視されます。数学が苦手だと授業や研究についていくのが難しく感じるかもしれません。しかし、数学が苦手でも理学部で学ぶことは可能です。予習や補習に励み、数学に取り組む意欲と努力があれば克服できるでしょう。
実験ばかりでつらい
理学部では実験や実習が多く行われます。一部の人にとっては、実験作業やデータ処理などが煩雑で面倒に感じられることもあります。しかし、実験は理論の裏付けや科学的思考を深める重要な要素です。実践を通じて得られる経験や洞察は、理学部の学びの醍醐味でもあります。
工学系より就職で不利
一部の人からは、理学部の就職先は、工学系や経済学部などと比べると競争が激しいと言われることがあります。就職活動や進路選択の幅が狭いと感じることもあるかもしれません。しかし、理学部の専門知識や思考力は他の分野にも活かせます。メーカーや研究機関、IT業界などさまざまな分野で活躍できるチャンスがあります。
実践的なスキルや職業との直結が薄い
理学部の学問は基礎研究や理論的な探求を重視していますので、一部の人にとっては実践的なスキルや具体的な職業との直接的な関係が薄いと感じることがあります。しかし、理学部で培った論理的思考や問題解決能力は、さまざまな職業で役立てることができます。専門的な知識や研究経験は将来のキャリアにおいて強力な武器になります。
女子学生が少ない
一部の人にとって、理学部は男性が多く、女子学生が少ないという点がネックとなることがあります。ただし、近年は多様性と男女平等が重視されるようになり、理学部でも女性の参入が進んでいます。また、学内外でのサークル活動やイベントに積極的に参加することで、異性との出会いや交流の機会を増やすことも可能です。出会いに焦点を当てるだけでなく、自身の学びや将来のキャリアを重視することが大切です。
以上の理由から、やめとけと言われることもあるかもしれませんが、挑戦する価値がある魅力的な分野でもあります。
専門知識や論理的思考を磨きながら、新たな発見や社会への貢献を追求することができるでしょう。自身の興味や情熱に従って、自分自身が輝ける進路を選ぶことが大切です。
理学部に入って良かったと感じている口コミ・評判、体験談
理学部に入って良かったと感じている口コミ・評判、体験談をまとめました。
東京理科大学
koi koi
ローカルガイド · 24 件のクチコミ2 年前
卒業生です。研究者を目指す方にとっては良い大学かもしれません。しかし、民間企業に就職する場合、志望する企業の程度にもよりますが、早慶と比べると縦のつながりが薄い上、公務員や官公庁等を志望する学生も多いため、情報が少なく明確に不利です。3年生までに実力で自分の望む就職先に入社できるよう計画性をもって過ごした方が良いと思います。また、他のコメントにもある通り、事務や就職相談室は全くあてになりませんので、就職や進学先の情報については、自ら積極的に動いて収集する姿勢でいた方が良いです。特に金融業に携わりたいと考えている方は特段の努力が必要です。学校全体で平均1%程度しか金融業に進む方がおりません。
研究室に関しまして、よく先輩から話を聞いたり実際にゼミに参加するなどして正確な情報を獲得してください。4年生の生活が研究室で決まります。研究室によっては、学生の就職先に電話して内定を取り消させる教授やまったく指導せずパワハラ行為する教授が一定の割合で存在します。
実際、私が所属していた赤倉研究室では、ゼミの時にはお客様待遇で参加した生徒にとても好意的な態度をとりますが、配属が決定するとパワハラ行為をしたり、学生の研究にまったく知見がないのに批判だけして放置するなどのことがありました。パワハラをした准教授がそれを理由に解雇されていましたので、相当に問題のある方だったようです。
研究室を選ぶときは、研究室の雰囲気、学部生が行っている研究の一貫性、教授の人間性、准教授が何人いるか、研究室に所属している人の健康状態などを総合的に判断して決定してください。
他の学校にも言えることかもしれませんが、研究や就職においてこの学校は上位の1%とそれ以外に大きな差があります。理科大に入学しようと考えている方はぜひ学科でトップを目指して頑張ってください。
引用：Google Map
東京理科大学
seikou S
6 件のクチコミ2 年前
昔、中退しました。その後、また理科大生をしました。再び理科大生になって、先生たちに大笑いされました。誰も責めることはせず、ニコニコと受け入れてくれました。途中で投げ出したことがあるのに、好意的に接してくれて驚きました。若いころは、旧帝大じゃないと、ダメだみたいな空気がありました。今の理科大生に聞いても「そういう所はまだある」とおっしゃいました。
私は理科大を中退して、いい会社に入っている人を知っています。また、大手銀行に引き抜かれた人も知っています。社会に出て、理科大の中退者の多さにも驚きましたし、その後達者な人もいる事にも驚きました。
どこの大学でもそうですが、高校の数学が好きだと思っていたら、小学生以下のような事をじっくり教えられて、気を抜いていたら、いきなり抽象的な概念が出てきて、さらにその組み合わせになり、びっくりしてしまい、戦意喪失になってしまう方も多いですが、高校の勉強より、大学でやっているやり方が正しいので、鵜呑みにしてしまうのが手っ取り早いです。
また、旧帝大とかに通用しないのではないかと、心配される方もいますが、ガリ勉して何とかついていけば通用します。国立の教授も「ダントツで理科大生の質がいい、鍛えられている」とおっしゃいました。
中にいるときはわからないのですが、辞めてみて、理科大の評価の高さに驚きました。学生の時はいじけている中にいたのですが、やっていた勉強のレベルは高かったのです。
理科大生になった方に強くいいたいです。信じて夢中になって大丈夫です。また、高め合える、士気が上がる人間や、出来る人の近くになるべくいる事です。体調を崩したり、人生に疑問を感じたり、ここで大丈夫かな・・・・とか思いながらは、この抽象度の高い学問は突破できません。ここで大丈夫だ！教授になれる、学者になれる、上場企業の役員になれる、独立もできる、と安心して、勉強に打ち込んでくれればいいです。信じてほしいのは、役に立ちます。普遍的な事を学ぶからです。
二回目の理科大生の時、教授の第一声は「私たちは未来の科学者を育てるんですから」でした。
とある物理学者が私に言いました。「理科大出身の優秀な学者さんは多いですよ」と。
昔は外資でないと、いいポストが無かったかもしれませんが、今は上場企業の役員も沢山います。
誰に何を言われても、今の実力がどうであっても、必死にやっていけば、きっとこれなら自分にもできるという事が見つかります。理科大かと、バカにしてくる人がいても、信じて自分の好きな学問に夢中になればいいです。そういう事を言う人も必ずいるのと、若いと真に受けてしまうかもしれませんが、ちゃんとした勉強をしているのだと自信をもって大丈夫です。同級生に尊敬できる化け物もちゃんといます。
学生にもいろいろな人がいますが、心を温め合って、励まし合っていけば大丈夫です。頭のパフォーマンスもあがります。また、リズムをちゃんと出来てくればまず大丈夫です。
金沢工業大学みたいに、習慣をコントロールするリテラシーも身に着けられるのが良いのですが、今はそういうフォローは、金沢工業大学にしかありません。あそこで叩き込まれることは、それなりの会社に入ると、教えられますし、大企業の幹部候補の同級生は、研修に行ったとき「俺の将来の上司はインド人だな」と言いました。というのも、自分が習ったことを、彼らは小学生の時から叩き込まれていると。
引用：Google Map
そういう習慣についても熟知している教授も理科大には多くいるので、仲良くなったら、教えてもらうのがいいと思います。
理学部に入って後悔したと感じている口コミ・評判、体験談
理学部に入って後悔したと感じている口コミ・評判、体験談をまとめました。
東京理科大学
とと
6 件のクチコミ2 週間前
新規
赤倉研究室は辞めた方がよいと忠告しておきます。大した研究実績もなく、また学生の研究内容も統一感がなく、研究ノウハウも確立されていません。
よって、この研究室ならではの知見は存在しません。
また、就職で有利となる人脈なども教授が作っておらず、すべて個人の努力次第になります。
つまり、推薦による就職・青田買いはありません。
研究・開発者としての経験や知識を積むことができず、就職にも有利とはならないので、それを前提に考えてください。その上、要求してくる研究の質は高いものを求めてきます。
ただ、教授の能力が足りないので指導はされません。
というよりできません。研究内容と誤字脱字のダメ出しをされるぐらいです。
これは、学生の研究を基本的なレベルから理解していないためです。ですから、高い授業料を払っていながら自宅で研究するのと何ら変わりない結果になります。
事実、私が所属していた時は、研究生の半分が自宅で研究し、研究室に来るときはTAなどの授業の補助・準備のために来るという有様でした。
就職先に恵まれた研究生も、前述したTA業務を他者に押し付けた上で、研究室に入る前から英語やプログラムスキルなどに長けていたからというのが実情です。また、ここの教授は研究室の予算についても出し渋ります。
ゼミで使うPCを買おうとしたとき、ケチって1台2万円の中古PCを発注しました。案の定、ゼミ中に故障が発生。それまで作成したプログラムが消去されるなどのことが起きました。
正直、このような体質ですので時間とお金と労力を無駄にすることでしょう。それでも良いという方はぜひ赤倉研にお越しください。
引用：Google Map
理学部のこれからと将来性
理学部は将来性があるのかな？と思っている方も多いのではないでしょうか。確かに、時代の変化や技術の進歩に伴い、需要や注目度が変わってくることはあるかもしれません。理学部のこれからと将来性について考えてみましょう。
理学部では科学や数学に基づいた知識と技術を学びます。これは、現代社会においてますます重要な役割を果たしています。科学技術の進歩は私たちの生活を変え、社会を発展させてきました。
理学部の学びは、実験や研究を通じて自ら考え、問題解決能力を養います。また、最新のテクノロジーやデータ分析手法を駆使することで、様々な分野でのキャリアチャンスが広がります。
また、環境問題やエネルギー問題など、社会的課題の解決に向けた取り組みも理学部で行われています。持続可能な社会を築くためには、科学的な知識と研究の力が欠かせません。
さらに、AIやデータサイエンスの分野では、理学部の知識やスキルがますます求められています。ビッグデータの解析や機械学習の応用など、新たな可能性を開拓することができます。
将来的には、理学部出身者の需要が一層高まることが予想されます。科学技術の進歩は止まることなく、新たな課題や可能性が生まれています。そのため、理学部で培われる知識とスキルは、ますます価値が高まっていくでしょう。
理学部のこれからは、社会のニーズに応える科学技術の進歩や社会課題の解決に関わる重要な役割を果たすことでしょう。
自らの興味や情熱に基づき、自己成長を追求し、常に新たな知識やスキルを身につけ、将来のキャリアや社会への貢献に向けて、理学部の学びを積極的に活かしていきましょう。
理学部が向いている人
理学部が向いている人は、以下のような特徴が考えられます。
- 科学や数学に対する関心を持つ人
- 好奇心旺盛で探求心が強い人
- 論理的思考や抽象的な概念に興味を持つ人
- 実験や観察を通じて現象を理解しようとする人
- 科学や数学の知識を使って社会や環境の問題に貢献したいという意欲を持つ人
これらの特徴を持っている方にとって、理学部は魅力的な学部と言えます。理学部では自分の興味や関心に基づいた学問に取り組むことができ、知識やスキルを深めながらさまざまな問題にアプローチすることができます。
また、理学部の研究や実験を通じて、深い知識と問題解決能力を身につけることで、将来のキャリアにおいても大きな可能性を広げることができます。
あなた自身の興味や関心を大切にし、自らの進路を選ぶ際には、理学部が向いているかどうかを考えてみてください。自身の情熱と探求心を追求できる環境で学び成長することで、将来の可能性を広げることができるでしょう。
理学部が向いていない人
理学部が向いていない人は、以下のような特徴が考えられます。
- 科学や数学に対する関心が薄い人
- 実験や観察に対して興味を持たない人
- 論理的思考や抽象的な概念に苦手意識を持つ人
- 理論的な学問よりも実践的なスキルを重視する人
- 理学部の学問内容と自身のキャリア目標が合致しない人
これらの特徴に当てはまる方は、理学部は魅力的な学部ではないかもしれません。自分自身の興味や関心、能力、キャリア目標に合った分野を選ぶことが重要です。
理学部は科学や数学に深く関わる学問領域であり、実験や論理的思考が求められます。もし興味や関心が薄く、実践的なスキルや職業との直結が薄いと感じているのであれば、他の分野や専攻の選択を検討した方が良いかもしれません。
大切なのは、自分自身の適性と目指す道を見極めることです。自身の才能や情熱を活かせる分野を見つけ、それに向かって進んでいくことが、充実した大学生活と将来のキャリアにつながるでしょう。
理学部の就職先人気ランキング
「理学部の就職先人気ランキング」というテーマについて、就活生の皆さんにとって参考になる情報をご紹介します。
「ソニーグループ」が1位に輝いた理由は、「安定している」「業界上位である」「将来性がある」という点でした。同様に2位の「味の素」や7位の「カゴメ」も、理系学生から安定した人気を集めています。
また、3位には「三菱重工業」がランクアップしました。これは、カーボンニュートラルなど社会貢献を目指す取り組みやDXの推進などが評価されているからです。
さらに、IT企業も上位にランクインしています。4位の「Sky」、5位の「NTTデータ」、8位の「富士通」は、その先進性や成長性が理系学生に支持されています。「トヨタ自動車」も9位に入りました。
ただし、ランキングには個人の興味や適性も関係しています。自分のやりたいことやキャリアアップにつながるかどうかを重視して、就職先を選ぶことが重要です。
気になる企業がある場合は、自分の大切にしたい軸を明確にし、将来のビジョンとの整合性を考えながら選択しましょう。それによって、自身の成長やキャリアの築き方につながるはずです。
ランキングは参考になる一方で、自分の魅力や能力を伸ばし、幅広い選択肢を見つけることが就職活動の成功につながります。自信を持ち、自分に合った道を歩んでいきましょう。
理学部の就職先人気ランキングについて、就活生の皆さんにとって参考になる情報をお伝えします。
最新の「就職人気ランキング・理系学生版」では、明治グループ（明治・Meiji Seika ファルマ）が4年連続で1位に輝きました。明治グループは菓子や乳業だけでなく、医薬品も展開しており、薬学系の学生も含めて幅広い支持を集めています。
2位にはロッテがランクインし、トップ10の半数が菓子や食品メーカーで占められています。食品は理系の中でも女子学生を中心に人気があり、その傾向がランキングにも反映されています。
また、システム開発系企業も人気を集めています。3位のSkyはソフトウェア開発や業務システム開発を手がけており、採用に積極的な姿勢を示しています。伊藤忠商事系のITサービス大手である伊藤忠テクノソリューションズ（CTC）やSIer国内最大手のNTTデータもランキングに入っています。
商社の人気も高まっており、伊藤忠商事や丸紅が昨年から順位を上げています。また、DMG森精機も順位を大幅に上げました。工作機械メーカーとしては世界最大手でありながら、働き方改革やダイバーシティへの取り組みに力を入れており、評価を受けているようです。
このランキングから見える傾向として、食品メーカーやシステム開発系企業の人気が高まっていることが挙げられます。また、薬学や工作機械など、特定の分野での専門性や取り組みに力を入れている企業も注目されています。
ただし、ランキングはあくまで参考であり、自身の興味や適性に合った企業を選ぶことが重要です。自分の将来のビジョンややりたいことを明確にし、自己分析を行いながら選択してください。ランキングを参考にしながらも、自分の魅力や能力を活かせる場所で輝くことが就職活動の成功への鍵となるでしょう。
理学部のよくあるQ＆A
理学部は就職ない？
理学部は就職ない？不利になる？
理学部は就職ない？」と疑問に思う人もいるかもしれません。確かに、理学部の学問は研究に重点が置かれており、実践的なスキルや職業との直接的な関係が薄いように感じることもあるかもしれません。
それに対し、工学部では人類の生活を豊かにするための研究が行われ、例えばスマホやパソコンなど、私たちの生活に直結するものとなっています。
理学部は文系より就職に強いですが、情報学部や工学部よりは少し弱い傾向があるかもしれませんが、視野を広げて就職先の選択肢を増やせば十分に就職できるはずです。
厚生労働省の「平成24年 雇用政策研究会 第2回資料」を参照した以下のグラフを見てみると、理学部の「就職も進学もしない者の割合」は、1970年から2010年まで低く推移。また、厚生労働省の「令和3年度大学等卒業者の就職状況調査（令和4年4月1日現在）」だと、理学部生を含む理系大学の就職率は9割を超えています。これらを踏まえれば、就職活動のやり方次第で理学部の就職は十分に可能といえるでしょう。
厚生労働省の統計データからもわかるように、理学部の卒業生の就職率は高く、過去数十年間で低下傾向にありません。また、就職活動のやり方次第で理学部の就職は十分に可能といえるでしょう。
研究内容に固執せず、論理的思考や問題解決能力が生かせる分野ならば、理学部出身者は十分に就職のチャンスを得ることができるのです。重要なのは、自身のスキルや興味、キャリア目標を明確にし、それをアピールすることです。就職活動においても自信を持ち、幅広い可能性を追求することが大切です。
理学部の学生に求められるものは、自然科学の勉強や研究を通じて学んできた論理的思考力や問題解決能力などの基礎的な能力です。これらの能力を活かして、自分自身の適性やキャリア目標に合った仕事を見つけることが大切です。理学部で学んだ知識や経験は、将来のキャリアにおいて貴重な財産となるでしょう。
理学部はつまらない？楽しい？
理学部はつまらない？楽しい？と疑問に感じる方も多いと思います。確かに、数式や実験などの専門的な学問が中心となり、独特の難しさを感じることもあります。しかし、その一方で「楽しい」と感じる人も少なくありません。
理学部がつまらないと感じるかもしれない人は、以下の特徴が考えられます。
- 科学や数学に興味・関心が薄い人
- 数学が苦手な人
- 実験、レポート、また実験が苦になる人
一方で、理学部が楽しいと感じるかもしれない人は、以下の特徴が考えられます。
- 科学や数学に興味・関心がある人
- 数学が好きな人、得意な人
- 実験や研究によって新たな知見を得ることにやりがいや楽しさを感じられる人
理学部は、科学の基礎を学ぶ場であり、多くの可能性や魅力を秘めています。自分が興味を持つ分野について深く学び、知識やスキルを身につけることで、将来のキャリアにつなげることも可能です。
つまらないか楽しいかは人それぞれの感じ方で違いがありますが、自身の興味や好奇心を大切にして、自分自身が楽しめる学びの道を選ぶことが重要です。
自分自身のやりたいことや興味がどこにあるのかを見つけ、これからの大学生活を楽しんでみてくださいね。
理学部の女子率はどれくらい？
理学部の女子率はどれくらいなのでしょうか？ 現在の状況を見てみましょう。
理学部では、女子の割合は比較的低いと言われています。文部科学省の令和3年度学校基本調査や内閣府の2022年度版男女共同参画白書によると、大学や大学院の在籍者のうち、文系では約半数が女子ですが、理系では医療系を除くと約27.8％と3〜4人に1人が女子という割合となっています。
具体的に学部別に見てみると、保健学部や農学部では女子の割合が高く、一方で理学部や工学部では低いことがわかります。特に工学部では、6〜7人に1人が女子という状況です。
女子の理工系進学を促進する取り組みは行われていますが、現状ではまだまだ女子の数は少ないのが実情です。
内閣府の男女共同参画白書では、「性別や国籍に関わらず、学びや研究を安心して進められる理学部の環境整備」と「理学部での大学生活や卒業後のキャリアパスに関する情報提供の充実」を宣言しています。
女子の理学部進学を促進するためには、安心して学び研究できる環境整備やキャリアサポートの充実が重要です。女子が自信を持って理学部に進むことができるような取り組みが求められています。
性別に関係なく、理学部で学ぶことに不安を感じる人々のサポートや情報提供が充実することで、女子の参加が増え、多様性が尊重される豊かな環境が実現されることが期待されています。
参考：
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